【Swift】Firebaseのユーザープロパティをセットした際にReached limit on set user properties for originと言われて対応した話

【Swift】Firebaseのユーザープロパティをセットした際にReached limit on set user properties for originと言われて対応した話

Clock Icon2022.10.27

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Firebaseでユーザープロパティを登録する際にデバッグコンソールに Unable to set user property. Reached limit on set user properties for originというメッセージが表示されてしまい、登録出来なくて困ったのでその原因について調べてみました。

デバッグメッセージの意味

Unable to set user property. Reached limit on set user properties for origin

ユーザープロパティが上限に到達してセット出来ないというメッセージでした。

ユーザープロパティの上限

Firebase イベントとプロパティ 収集と設定の上限に記載があり、ユーザープロパティはアプリインスタンスあたり25個まで登録が出来ます

設定済みのユーザープロパティを取り消す

25個までの制限のあるユーザープロパティですが、古いユーザープロパティが勝手に消えるということはない為、不要になったユーザープロパティは消す必要があります。

アプリインスタンスが持っているユーザープロパティを消すには、消したいユーザープロパティの値にnilを設定することで消すことが出来ます。

Analytics.setUserProperty(nil, forName: "user_property_name")

こちらの方法でユーザープロパティに空きを作ると、無事にエラーメッセージが表示されず、新しいユーザープロパティを登録することが出来ました。

おまけ

ユーザープロパティのエラーについては上記で解決出来たのですが、カスタムディメンションについても少し調査したので記載しておきます。

ユーザースコープのカスタムディメンションで登録出来る上限

[GA4] カスタム ディメンションとカスタム指標の中に記述がある通り、ユーザースコープのカスタムディメンションは標準で25個まで登録出来ます

カスタムディメンションは空きを増やしてもすぐには登録できない?

ユーザースコープのカスタムディメンションが上限に達していた場合、アーカイブを行い登録できる枠を増やしたとしても48時間後ではないと登録出来ないというツイートを見つけました。

Google Analytics pro tip: ユーザー プロパティのアーカイブ

ユーザープロパティの上限である25に達し、新しいプロパティを作成する必要がある場合は、不要になったプロパティをアーカイブし、48時間後に新しいプロパティを作成できます。

Google Analytics pro tip: Archiving User Properties.

If you have reached your limit of 25 user properties and need to create new ones, you can archive the ones that are no longer relevant, and then after 48 hours, create new ones. https://t.co/ROn68x2Hc8 #measure pic.twitter.com/BsFRqeGOHk

— Google Analytics (@googleanalytics) July 8, 2019

こちらのツイートに添付されているURL先のドキュメントには、はっきりとこのことが明記されている箇所は見つかりませんでした、、、

おわりに

不要になったカスタムディメンションがある場合は前もってアーカイブしておくと、新しく追加する際にスムーズに登録出来るので良さそうですね。

気づけば、もう11月。今年も終わってしまいますね。そう考えると、48時間なんてあっという間なのかもしれません。

この記事が誰かの助けになればと嬉しいです。

参考

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